-合法木材って、何?- 長野県木曽上松 中村木材工業所

 合法木材って、何?

去年の4月から、政府は、政府調達の対象となる木材・木材製品について、合法性などが証明されたものを購入することにしました。
合法性というのは、国の法令において伐採されている、ということです。
つまりは…「国が決めたとおりの場所で、決めたとおりの木を、決めたとおりの量、伐採していますよ。この木は、 そうやって伐採された木ですよ」ということを
きちんと証明しなければならない、ということ。
今のところは政府が購入する場合、ということになってはいますが、政府が率先して購入するということはいずれは民間レベル、 国民一人一人にもそういうものを買ってくださいね、ということになると思います。

…さて、突然ですがここで問題。
日本は、木材輸入国ですがどのくらい輸入しているか、知ってますか?

実は、日本の木材消費量の約8割が輸入材。
ここに、今回の合法性の証明をしなければならない理由があるのです。
今、地球規模で問題になっているのが「違法伐採」。
切ってはいけない場所で、切ってはいけない木を、切ってはいけない量、伐採するということが、森林の減少・劣化の原因の一つとなっています。
「この木は大丈夫ですよ」という証明をすることが、この違法伐採をなくすことにつながるわけですね。

森林の減少・劣化は地球環境の悪化に直結します。
全国的に言われていますが、今年は暖冬です。
ここ、長野県木曽も冬だから寒いとはいえ…例年に比べるとずいぶん暖かです。
テレビでも言われていますが、
異常気象の原因の一つとなっているのが地球温暖化。
地球温暖化の原因の一つとなっているのが二酸化炭素の増加。
二酸化炭素増加の原因の一つとなっているのが森林の減少。
…みなさん、ご存知の通りです。
計画的な伐採は森林を守ります。(輪廻システムですね)
しかし、違法な伐採はその地域の環境を変えるだけでなく、世界環境をも変えてしまう。違法な伐採は地球環境を悪化させているのです。

木曽ヒノキ丸太

我々の立場から言えば「証明するのは手間がかかるけど、でもやらなければならない」という気持ちです。
でも…消費者のみなさんは、どうでしょうか。
さきほど、日本の木材消費量の約8割が輸入材であるといいました。
これは…やはり、「値段が安い」ということからなのでしょう。
しかしこのままでは「たくさん切って、安く売る」という、利益優先の自分勝手な考えに基づいた違法伐採はなくなりません。
なかなか、難しいかもしれません。
でも、産地証明が付くことにより、材料を買った山に還元したことになると思います。
何か木製品を買う前に「この木、何の木なんだろう。どこの木なんだろう」「大丈夫なのかな」…と、 ちょっとだけ思い出してもらえると嬉しいです。
そして私たちは、みなさんが品質にも、値段にも納得できて、安心して使えるものを、わかりやすく提供していかなければならないな… と思います。

合法性の証明に関しては、近いうちにまた話したいと思います。

 



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