-合法木材供給事業者認定書- 長野県木曽上松 中村木材工業所

 合法木材供給事業者認定書

申請していた合法木材の認定書「合法木材供給事業者認定書」が届きました。

「合法木材って、何?」(2月1日のブログ)で合法木材について少し触れましたが、今回は実際の木材の流れについてちょっとお話しようと思います。

合法木材供給事業者認定書

合法木材の問題で、重要になってくるのは国産材と輸入材(外材)の問題です。
以前にお話しましたが、現在日本の木材消費量のうち、外材の割合は8割。国産材はわずか2割なのです。
「でも、日本の森は減ってきているから…」仕方ない?
いえいえ、実は日本の森は、育ってきているのです。
現在、日本の森林は1年で7000万m3というペースで成長しています。
それに対する年間伐採量は丸太換算で2000m3。
森は、増えればいいというものではありません。計画的な伐採を行わなければ森林を守ることはできないのです(輪廻システムですね)

この計画的な伐採のために、合法性の証明が必要となります。
合法性を証明された木材を使うことが、計画的な伐採を促進し、森を…環境を守ることにつながります。
でも、それをどんなふうに証明するのか。
例えば食品なら、原材料とか、生産地とか、賞味期限などが書かれたラベルが貼ってありますよね。
木製品にラベル…??
普段、目にすることは少ないかもしれませんが、納品書には認定工場の番号が入っています。
木材の表示を木材の流通の流れから考えてみると…

 

     切り出す森林所有者
         ↓
    木を切り出す素材生産者
                ↓
 切った木材の流通・製材・加工関係者
         ↓
      消費者のみなさん

 

この流れを踏まえて、それぞれの業者が合法性の証明をするようになっています。
そして各業者が証明書を持ち、確認をしながら木材を渡して“リレー”をすることで、合法木材の供給を進めようと考えています。
森林所有者は「伐採許可書」などを持ち、それを素材生産者に提示。素材生産者は「証明書」を流通・製材・加工業者に提示。そして、合法性が証明された木材が消費者のみなさんのお手元に届く…というリレー。

リレー、というとずいぶん遠い昔…学生の頃のことを思い出さなければなりませんが…リレーのときというのは、相手が走ってくるのをずっと見ていて、そして他の人ではなく、自分のチームの人がちゃんと走ってくる…と確認して、自分も走り出さなくてはいけません。
バトンをあげる方も、もらう方もきちんと信頼されていなければリレーはできないわけですよね。
その「信頼」がこの証明書になるわけです。

信頼される業者である、ということ。
合法木材を扱っていますよ、ということはこれで証明ができます。
でも…それだけではなくて、「リレー」のためには、私たちが次のバトンを渡す消費者のみなさんへの説明もしていかなければならないんだな…と思います。
先日、G8ハイリゲンダム・サミットが行われ、温室効果ガス(二酸化炭素やメタン)を2050年までに地球規模での排出を少なくとも半減させることを真剣に検討するという合意が得られました。気象庁の予報では今年の夏も暑くなるとのこと。温暖化対策にしっかりと取り組まなければならない中で、消費者の皆さんが、環境問題の視点から「合法木材を使用することが森林の乱伐を食い止める一歩」だと考えていただけると、良いですね。
そして私たちは、ただ渡すだけではなく、消費者のみなさんの理解を深め、納得してバトンを受け取ってもらえるように。
合法木材の取り組みはまだ始まったばかりです。



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